「わかった!じぶん・・・
 ヤナギなんとか、カナコに似てる!」

「ほら!
 あのギャル店員のものまねする芸人〜!!」


爆笑しながら、店中に聞こえるデッカイ声で叫ぶ。

他の客の目線が突き刺さる。
みんなにコソコソっと笑われているような気がする。

穴があったら、入りたいとはこのことだ・・・。

ぎゅーっと、両方の手でスカートを握る。


『あの〜、何と??』
『たぶん、聞き間違いだと思いますけど・・・・』


「いやいや、あの女芸人よ!似てるって、
 よういわれるやろ!」
「あかん、じぶん、めっちゃウケわ〜」

また、デカイ声で爆笑。


恥ずかしさは、怒りに変わってくる。


テーブルに手を置いた。
ダンッ!店内に響く音。
テーブルの上のドリンクが揺れる。


『い・わ・れ・た・こ・と・な・い・で・す!!』

ちからイッパイ否定をした。


「じぶ〜ん、そんなムキになりなや〜
 褒めてるんやでぇ〜」
「ちょいポチャで、癒し系な感じで、
 ええやん」

ニタニタ笑いながら、顔をまじまじと見るアイツ。


< 5 >

次のページへ

目次へ

小説TOPへ戻る

Copyright@2008
Diet Trend Mobile