ビリケンさんは、私のくだらない話を、
うんうんっと、何も言わず聞いてくれた。

神様にする話じゃないとは思いながらも、
うなずいて、ちゃんと聞いてくれることで
心が安らぎ、どんどんとしゃべってしまった。


『ごめんなさい』
『私のくだらない話に付き合っていただいて・・・』


「ええんやで」

「悲しいこと、つらいこと、いやなこと・・・」
「そういうことがあったら、」
「他の人に聞いてもらったらええ」

「ほな、気分も落ち着くやろ?」

「喜びは、人に話すことで2倍うれしなる」

「悲しみは、人に話すことで2分の1になる」


「それに・・・・」

「じぶん、じゅーぶん魅力あるよ」
「今のままでも、好きになってくれる人は、絶対におるよ。絶対に」

「神さんのわしが言うから、間違いない」
「元気だしぃ」


不覚にも、涙腺がゆるんだ。
不覚にも、涙腺がゆるんだ。
(私の顔も見たことないくせに・・・)

励ましの気持ちで言ってくれている。
でも、うれしい。


『ありがとうございます』


友だちにも、こんなことまで話したことはない。

神様の聞き上手に、感動をした。

一通り気持ちをぶつけたら、
腹の奥底から、力が湧き出てきた。

携帯をぎゅっと握って、言った。


『ビリケンさん。私、本気でやります』
『絶対、キレイになってやる!』

「わかった!ええ意気込みや!」
「そしたら、絶対に失敗せいへん方法を伝授するわ」
「なおかつ、じぶんが元気になる方法や!」


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